ロンドンからパリへはユーロスターという電車に乗ってなんと2時間30分足らずで行くことができます。
東京↔︎大阪が新幹線でちょうどそれくらいです。日本だと山々の中を駆け抜けていきますが、ロンドンからパリはドーバー海峡を潜り抜けていきます。
どうも!無趣味社会人ことたっつーです!!
というわけで、イギリス一人旅の最中にパリにも行くことにしました。当初はパリに日帰りで行こうかと思ったのですが、さすがに日帰りは無理だなと冷静に思ったのでホテルも1泊とりました。
とはいえこれを決めたのもロンドンに出発する前日。ロンドンについた初日にユーロスターのチケットを手配するという行きあたりばったりっぷりをいかんなく発揮です。
チケットの金額は日本と異なり取る日程や予約をするタイミングで金額が大きく異なるようです。私も数日前からたびたび検索をしていたのですが、たまたま最安になったタイミングで取ることができました。往復で30,000円くらいでした。ユーロスターの予約は「omio」というサイトで予約しました。
Omio:ヨーロッパ、北米の鉄道・バス・航空券の予約いざパリへ!ホテル出発!
今日の朝ごはんはスーパーで買ったチキンラップ。うん、普通に美味しい。
身支度をパッと済ませていざ出発!電車に乗るだけとはいえ国境を跨ぐわけなので、乗車前に出国と入国の手続きがあるんですよね。そのため予約時刻の1〜2時間前には着いている必要があるみたいです。私の予約詳細には60分〜90分前に着くのがおすすめ、と書かれていたので、90分前くらいに着くようにホテルを出発です。
ユーロスターにはセントパンクラスという駅から乗るので、まずはホテルの最寄り駅から電車でセントパンクラスまで移動。エリザベスラインってやつとピカデリーってやつを乗り継ぎました。
セントパンクラスといえばハリーポッターでおなじみ、あの9と4分の3番線のホームがある駅です。ま、私はハリーポッターを一度も見たことないんですけどね!
セントパンクラスに移動中に見つけた禍々しいトトロの映画ポスター。どんな内容だよ(笑)
セントパンクラスは色々な路線が乗り入れしてるので案内表示や電光掲示板も複雑です。いやぁ、海外って不安を感じつつも高揚するんですよね。まさに冒険。
セントパンクラスの駅構内にはユーロスターマークの案内表示がそこかしこにあるので、それをひたすら追いかけていくと割と簡単にユーロスターの入り口までたどり着きます。入り口っぽいとこに着くと、スタッフから声をかけられたのでチケットを見せると列に案内してくれました。
緊張の乗車手続き
列に並ぶと出国審査→入国審査→荷物検査と手続きが進みます。
出国審査はパスポートを機械に読み取らせるだけの自動手続きだったので、特に緊張もプレッシャーも感じることなくすんなりと通過できました。
一方入国審査は窓口に人がいてパスポートを見せるタイプです。窓口で何か聞かれたらどうしよう…てか今の時点ではフランス語なのか…?英語でいいの?挨拶はハロー?ボンジュール?
以前アメリカに旅行した際、入国審査で一悶着あったトラウマで、対面の入国審査は無駄にドキドキしてしまいます。そもそも窓口の人がイギリス人なのか?フランス人なのか?それすらよくわかりませんでしたが、私の番に回ってきた窓口の人はダンディなおじさんでした。
ま、冷静に考えるとフランスの入国審査なんだからフランスのポリスメンだよね。そんなことすらわからないほど緊張しながらとりあえずハローと言ってパスポートを渡すと、機械に読み込ませ数十秒待ったのちにパスポートを返されました。最初ぶっきらぼうだったんですが、最後は笑顔で渡してくれたのが好感持てましたね。
そのあとの荷物検査が終わるとロビーのような場所に着きますが、ここがとにかく人でごった返していました。とりあえずトイレを済まそうとトイレに向かうと、トイレ前も長蛇の列でしかも男女混合のトイレでした。おお、これが噂のジェンダーレストイレか。新宿かどこかで話題になっていた世界線にここロンドンでも出会えるとは。
手続きが全体的にスムーズに進んだので、出発までは時間に余裕があったのですが、特にロビーを探索とかせずに待合椅子に座って体力を温存しました。これからガチで言葉のわからない国に行くんだ…とにかく今は精神を安定させねば、と自分を鼓舞します。
事前にネットで色々調べた感じだと、出発の20分前くらいには乗車が始まるらしかったのですが、私が予約した電車はいつまで経っても乗車が始まりません。なにやらアナウンスは流れているのですが、当然聞き取れるはずもなく、周囲の待合客の様子からどうやら出発が遅れそうなことは察知できました。
一応アナウンスが流れているときに翻訳アプリPapagoを起動してみたんですが、うまく音声を拾わず使い物になりませんでした。
出発時刻頃になるとようやくアナウンスが流れ、周りの人たちもワラワラとホームへ向かい始めました。私もその列に混じってホームへ向かいます。
なんとか乗車するも
ホームに着くとそのまま自分の予約した座席の号車へ向かって車内に乗り込むのですが、私が予約した座席は12号車でした。12号車の入り口は見つけたものの、入り口は新幹線と同じく車両と車両の間なので、乗ってどっちが12号車なのかわからないんですよね。右か左か、周りを見渡してもヒントになりそうなサインはない。日本の新幹線ならこんなことで迷うなんてありえないのに、文化の違いって怖い。
まぁ多分こっちでしょ、って方の車両へ勘で進みました。自分の予約した座席番号を見ると「98」です。ユーロスターの座席には通し番号が振られているので、1号車につき1~100くらいまでの座席があるんですね。5Dみたいな慣れ親しんだ新幹線表記じゃないことに戸惑いましたが、とにかく頑張って98を探します。
ようやく見つけた98の席、通路側にかなりガタイの良い男性が座っていました。「Excuse me」と声をかけると一旦席を立ちあがってくれ、前を通してくれました。ふぅ、席までついたから一安心。これでパリに行けるぞ~なんて車内を見回していると、車内の電光案内表示には「13」の文字。え、まさかこれ、12号車じゃなくて13号車だったの?間違えてるじゃん!
うわ~どうしよ、わざわざ前通してもらったのに、また何も言わずに「Excuse me」だけで出ていったらなんだあいつってなるよな?あぁ間違えて自分の席じゃない場所に座っちゃった~てへぺろ~的なコミュニケーションを英語で取れるわけないし。うーん、参った参った。。。どうしよ。。。なんて色々考えちゃうのは日本人のよくないとこなんでしょうね。
散々悩んだあげく、隣の男性にまた声をかけ、自分のチケットを見せながら「12?」とか聞いてみると、No No ~と。やはり私が座ったのは間違った座席でした。うん、まぁわかってたんだけどこのワンクッションはさむのも大事だよね。
sorryを連呼しながらまた前を通してもらって号車移動。正しい席は通路側が空席だったので、くつろいでパリまで向かえそうです。
さぁいざ出発、ユーロスターは乗り心地が良くて快適です。電車の吊り下げテレビみたいなとこには走っている時速をリアルタイムで表示してくれてたりしました。195km。速いね。
ちなみにユーロスターはwifiも使えるってことだったんですが、全然安定してなくてほとんど使い物になりませんでした。一方、eSIMの方はドーバー海峡を潜っているとき以外は普通に使えました。
慌ててフランス語を勉強
行きの電車では、旅行で使う簡単なフランス語を調べてメモ帳に書き写して即席単語帳を作りました。これで2日間乗りきる作戦です。私がフランスに着くまでに覚えたフランス語は全部で7つ。
シルブプレ/お願いします
サシルブプレ/これをください
メルシー/ありがとうございます
メルシーボーク/超ありがとう
ウイ/はい
ノン/いいえ
ビエーレ/ビール
…これでなんとかなるのか?
まぁでもこれ以上用意できることなんてたかが知れてるし、とフランス語の勉強をさっさと終わらせてホテルから持ってきたミニボトルのワインを流し込みながらフランス到着を待ちます。飛行機と違ってユーロスターは電車なので、液体も持ち込み可能なのがいいね!
ユーロスターには車内の飲食販売車両的なところでお酒やフードも変えるのですが、全体的に割高で、これここで食うならフランス着いてから何か食べた方がいいかな~って感じのラインナップでした。なので車内では特に何も食べず。
ぬるっとフランス入国
酒飲んでちょっと落ち着いたらパリの行動予定を決めなくては…なんて思ってたんですが、そんな暇もなくあっという間にパリ着。パリ北駅という駅で降ります。
ロンドンで入国の手続きは終わってるので、電車を降りると手続きどころか改札すらなくぬるっと入国できます。え、いま、自分、マジでフランスに降り立ったの?って感じで、まじで東京で新幹線のって大阪で降りたくらいの感覚です。
ちなみにロンドンとパリでは時差が1時間ある(パリの方が1時間早い)ので、ユーロスターの乗車時間は2時間半だけど、パリに着くと時間的には3時間半経過しているんです。不思議。
さぁ、何も予定が決まらないうちにフランス来ちゃったけど、これからどうする…!?
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