これまでの経緯はこちら↓
退会をするためにスクールへ
仕事を辞めるときも、別れを切り出すときも、何かを終わらせる瞬間とはいつも心が苦しいものです。そしてこの瞬間が本当に気まずい。
そんな人間心理を巧みに駆使して退会を減らすための策略でしょうか。退会はメールや電話で伝えることはできず、必ず直接受付まで来てくださいという謎規則があったのです。
仕事帰り、ただでさえ足取りが重くなっていたのにこの日は鉛のようでした。他の生徒が集中するレッスン開始時刻前を避けるためにスタバで時間を潰してから受付に行きました。
受付につくや否や、「仕事が忙しくなったので…辞めます。」と単刀直入に言いました。仕事が忙しいというのはもちろん嘘です。なんなら会社は業績が悪化し潰れかかっていたので暇をしていました。でも「いつまで経っても上達しなくてみじめなので辞めます」なんて本音は伝えられません。我ながら情けない。ちっぽけなプライドを守りたかったのです。
退会手続き自体は書類を記入するだけだったので2~3分で終わりました。帰り道、来月から月謝8,000円が浮くのだからという謎の高揚感で回転ずしに行きました。気持ちは晴れやかでした。
敗因は?
以上、私がテニスレッスンに通った8か月間の軌跡でした。
運動音痴でコミュ障な社会人がテニススクールに通っても何も変わらないということですが、そんなことを言っても仕方ないので、今回の敗因を私なりに分析したいと思います。
①レッスン以外でも自主的に練習するモチベーションがなかった
まず私がテニススクールに通ったのは、なんとなく運動したいしテニスすれば充実した生活が遅れそうという、まさにふわっとした動機だったわけです。
スクール以外にテニスを練習し合うような友達がいるわけでもなく、テニススクールに通うことそのものが目的になってしまっていました。そのためスクールに通っているだけで満足してしまい、自ら上達しようという熱意を持てていないことがよくありませんでした。
②上達スピートを他人と比べてしまっていた
コーチから聞いた「初心者クラスは8回~10回で卒業」という言葉を過度に気にして、まるでその回数以内で中級者程度に上達できないといけない暗示にかかっていたと思います。
また、同時期に通い始めたであろう他の生徒さんのレベルと比べて落ち込んだり、他人と比べても仕方ないことを気にしてしまっていました。
趣味である以上、別に誰に強制されてやるものでもないので、自分のペースで上達を目指せばよかったのです。しかし、どうしても目安通りに上達しない自分の運動音痴っぷりに毎回嫌気がさし、足が遠のいてしまいました。
③友人を作る気持ちもあいまいすぎた
レッスンを通じて人と関われそう…もしかしたら気の合う友人ができて人生楽しくなるかも?という気持ちもテニススクールに通った動機の1つでした。
しかしコミュ障が「仲良くなれる人がいたらいいな」程度の気持ちで誰かと関わることができるはずありません。コミュ障が人と関わるのはそれだけ強い意志が必要なのです。
いろんな人と話してレッスン後に一緒にご飯いける友達を作るんだ!くらいの気概がないと友達はおろか知り合いすらできず、人と交わした会話はゼロのまま幕を閉じました。
④通い続けるならコーチやメンバーが固定のスクールの方がよかった
今回通ったスクールは都度都度受講するレッスンの曜日や時間を選べました。予定に融通が利くという利点はあったものの、一方で毎回メンバーが変わってしまうため、顔見知りすらできませんでした。コーチも何回かに1回同じ人にあたる程度だったため、名前を覚えることも覚えてもらうこともできず、コミュ障にとっては継続的な関係性を築くという点でハードルが高かったです。
自分の習熟度を把握したコーチに指導してもらえたり、顔見知りができて徐々に関係を築いてモチベーションが生まれやすいいう点から、固定クラスのスクールの方がよかったと感じます。
まとめ:運動音痴が社会人になってからテニスができるようになるには強い意志が必要
以上、テニススクールに通った結末でした。
運動音痴&コミュ障な自分にはテニスを未経験で始めるのはハードルが高すぎました。
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