いますぐに引越したい!「明日から住める部屋」を探し求めた結果

引越し

今すぐ引越したい!即日入居可能な物件はないの!?って思うこと、誰しも一度は経験しますよね。

そんなわけあるか!
どうも、無趣味社会人ことたっつーです!

よほどの訳ありでなければそんなケースは稀かと思います。

しかし今すぐとは言わなくても、できるだけ早く引越す必要があるケースくらいならあるのでしょうか。

何を隠そうこの私自身、どうしても明日引越したい!と文字通り即日入居可能な物件を探し、実際に不動産屋へ初訪問した翌日に鍵の引き渡しを受けた経験があります。

そもそも引越しは計画的に進めるものですが、やむを得ずすぐに部屋を借りる必要がある方は、どうぞ参考にしてみてください。

当時筆者は26才。頼れる親族や家族はおらず、連帯保証人を頼める人もいない状況でした。

そんな私が実際に見つけた方法をご紹介します。

即日入居するためにはハードルがたくさん

まずは「即日入居可能 東京」「今日から借りられる家」といった検索ワードでググってみます。

すると、大手賃貸仲介業者の記事がヒットしますが、共通して書かれているのは

「入居審査があるため、どんなに短くても物件の申し込みまで3~4日はかかる」

とのこと。

そう、取引において信用が重視されるこの世の中、賃貸物件を借りるには審査の壁があります。今時、月1~2万円のトランクルームですら審査がある時代です。

自分が貸す側だった場合、どこの誰かもわからない人に大事な資産を預けることなんてできませんから、当然の話ではあります。

そもそも普通に賃貸物件を借りようとした場合、

・内見
・申し込み
・審査
・契約
・鍵の引き渡し

といくつものプロセスがありますよね。更に言うと、

・仲介業者が管理会社に鍵を借りる段取り
・連帯保証人が必要な場合はその手配
・電気・水道・ガスといったライフラインの手続き

等も存在するため、現実的に考えると通常の賃貸では明日から住める賃貸を見つけることは困難を極めます。

そうなると、選択肢としては

一時的にウィークリー/マンスリーマンションを借りて普通に借りられる部屋を探す
不動産ポータルサイトで地道に条件を確認して問い合わせを続ける

の2択が考えられるでしょうか(選択肢すくなっ笑)。

ウィークリー/マンスリーマンションを一時的に借りる

マンスリーマンションは家具家電が揃っており、すぐに生活が開始できるので、とりあえずの住まいを確保しておいて、その間に普通に引越しをできる賃貸物件を探すという方法を取ることができるでしょう。

マンスリーマンションのメリットとしては、以下が挙げられます。

・インターネットですべてが完結する運営会社もあり、普通の賃貸よりも即日入居可能物件が見つかりやすい
・家具家電付きですぐに生活を始められる
・電気や水道の手続きを自分で行う必要がない
・運営会社によっては食器など生活備品をレンタルできる場合もあり、入居後すぐに普通の生活が開始できる
・料金を一括前払いの運営会社が大半で、連帯保証人が不要なケースが多い

もちろんデメリットもあります。

・普通の賃貸よりも賃料が割高
・あらかじめ契約期間を決める必要がある
・料金が一括前払いの場合は契約期間により高額の支払いが一時に発生する
・住民票の移動が基本的にはできないため、今住んでいる物件の状況によっては各種手続きが煩雑になる可能性がある
・今住んでいる部屋の荷物を移したい場合、大量には置くことができない

すぐに住み始められる環境が整っているため、一時的な住まいとしてはもってこいですが、反面生活拠点として利用することは難しく、今住んでいる部屋の解約状況や次に住む家を見つける目途により、郵送物や住民票、その他各種住所変更の手続きの調整が煩雑になる可能性が高いです。

不動産ポータルサイトで地道に探し続ける

私が実際に翌日に住める家を見つけたのはこの方法でした。

ウィークリーマンションなどで余計に出費が嵩むのを避けたかったこと、連帯保証人を用意できないことなどが理由で、直接不動産屋に問い合わせていったほうが早いと判断したためです。

不動産サイトを開き、希望の沿線を駅、条件を入れ、賃料が安い順に並び替えをして、条件を満たしそうな物件の不動産屋にどんどん電話をしていき、無事にその日に契約、翌日に鍵の引き渡しをしてくれる不動産屋を見つけることができました。

当時の詳しい状況やかかった初期費用、実際の住み心地を後述していきます。

実際に翌日から入居できる物件を見つけたとき

当時私はシェアハウスに住んでいました。

人とのコミュニケーションがあまり得意ではない私は、他の住民と関係性は悪くはなかったものの、決してよくもなく、顔を合わせないために誰も使わない裏口から出入りするなどしていました。

入居して4ヵ月が経ったころ、クリスマスパーティをやろうと誰かが言い出し、みんなでご飯を持ち寄ってパーティをすることになったのですが、私はそこである住民と口論になりました。

彼は某マルチ商法の会員で、共有設備を勝手にその会社の製品に取り換え、あろうことかその費用を他の住民に負担させようとしたことに、私が反論をしたことが発端でした。

年末年始の約1週間の長期休み、当然私は実家への帰省などの予定もなく、そのシェアハウスで過ごすつもりでした。しかし、他の住民もみんな同じようにシェアハウスに滞在するつもりのようで、それが嫌で嫌でたまらなくなりました。

年末年始くらい落ち着いて、自分の作ったご飯食べながら映画見てのんびり暮らしたい。そう思ったクリスマスパーティの翌日、気づくと私は不動産屋に電話をかけまくっていたのです。

ひたすら電話をかけまくる

使った媒体はもちろんSUUMO。条件を満たしそうな物件を見つけるととりあえず電話をかけ、明日から鍵を借りられるか聞きました。

もちろん1日では厳しいと断られることが大半でしたが、12月最後の日曜日だったこともあり、「もう管理会社が年末休暇に入ってしまって鍵の手配ができない」「あともう2,3日早ければなんとかしたんですけど」と親身になってくれる不動産屋もいました。

そして10件ほど電話した末、なんとかしてくれそうな不動産屋が見つかりました。1時間後くらいに来店の予約をし、不動産屋へ向かいました。

不動産屋もびっくりしつつ親身にいろいろ動いてくれる

見つかった物件はレオパレスの物件でした。私はレオパレス未経験だったので正直不安でしたが、問題なく暮らせました。

その不動産屋はレオパレス提携のレオパレス物件を中心に仲介してる不動産屋でした。対応してくれたのはよくいるTHE・不動産屋って感じのおばちゃんでした。

翌日から入居希望と伝えるともちろん「どんなご事情ですか!?」とびっくりされたのですが、シェアハウスが辛くていますぐ引越したいんです…というと、管理会社とか電気とか休んじゃうから今日がデッドラインでしたよー、と希望の最寄り駅で2件ほどピックアップしてくれました。

もう内見とかもせずにさっさと契約まで済ませたいな~と思っていると、お客さん今回お急ぎなので内見いただいてないですけどね、写真のまんまですので!とこちらの意図を察したのか後押ししてくれるのも話が早くて助かりました。

30分ほどで審査完了

そして物件を決めると、入居審査と保証会社の審査を行いますので!と申込書の記入や免許証の提出を行いました。保証会社利用のみで連帯保証人も不要でした。

審査完了までの間に重要事項説明書の読み合わせや契約書の説明などを受け、30分ほどで審査通りました!と報告されました。こんなものの数十分で完了するっていったいどんな審査なのかわかりませんが、とにかく私的には超ありがたかったです。

ライフラインの段取りもその場で終える

そしてその場でライフライン関係の手続きや段取りも進めさせてくれました。

プロパンガスだったのですが、ガス会社に電話すると「休日のため平日にかけ直してください」とアナウンスが流れたため、「休みっぽいですけど」とおばちゃんに伝えると、「あ、それそのままにしておくと繋がるので」と言われ、「休みなのにいいんですか」と聞くと、「明日引越したいんでしょ!?そんなこと気にしてたらガスのない家で年末年始過ごす羽目になるわよ!!」と絶妙に背中を押してくれました。

おばちゃんのいうように数秒するとコールしはじめ、無事につながり開栓の予約ができたのでした。

また、電気や水道も事前に確認を取ってくれており、こうすれば明日には使えるようになりますから、と段取りしてくれてました。まじで有難かったです。

翌日に鍵の引き取りとガス開栓の立ち合い

そして翌日、鍵は別の店舗で引き渡し(レオパレスの店舗)とのことだったので、仕事納め後さっさとその店舗で鍵を引き取り、新居へ向かい無事にガス開栓まで完了することができました。

そしてその日はおとなしくシェアハウスへ戻り、その翌日から年末休みだったのでスーツケースとリュックに荷物を詰め込めるだけ詰め込み、布団一式をもって夜逃げよろしくレンタカーで荷物を運びました。レオパレスなので家具家電付きで、すぐに生活が始められます。こうして無事に申し込みから計2日で突貫引越しを済ませ、穏やかに新年を迎えることができたのでした。

残った荷物は最後の退去時に引き上げましたが、シェアハウスだったため家電は共用だったこと、もともとミニマリスト志望で持ち物が少なかったことも功を奏しました。

気になる賃料と初期費用!

そして最後に「こんな突貫で引越して、費用はぼったくられてるんじゃないの?」と金銭面を心配されてる方もいると思いますので、実際にかかった費用を解説したいと思います。

まず賃料ですが、通常の賃貸の2年間の普通借家契約で、58,500円/月でした。

ちなみにこの時私は名古屋で暮らしておりまして、周辺の家賃相場を見るとほぼ相場程度の金額です。家具家電付きであることを考えると安いくらいです。

次に、初期費用です。初期費用でかかった金額は、

①初月4日分の日割り家賃と翌月1ヵ月分の家賃
②保証会社への保証料 家賃1ヵ月分
③礼金 家賃1ヵ月分
④入居者サポートシステムというレオパレス独自の安心パックみたいなもの 2万円弱
⑤退去時清掃費用 4万円強

以上から、礼金OFFという礼金が0円になる値引きと、フリーレントの値引きで1の初月家賃が値引きになり、合計で12万円程度の支払いが初期費用としてかかりました。

引越しの初期費用としてはかなり安いです。

ちなみに、このフリーレントの値引きは8ヵ月以内に解約すると無効となり、解約時に値引き分を支払う必要があるものでしたが、私は1年くらい住んだので特に違約金等も発生しませんでした

ここまで突貫だと高額請求が心配になりますが、きちんとした不動産屋であればそんなことはないので、ご安心ください。また、契約時に不安な点があれば予めきちんと確認することが大切です。

引越しは計画的に!進めなくてもなんとかなる

翌日に入居できる物件を探すことは困難と冒頭でも解説しましたが、不可能ではありません。
ただし、一般人が入手できる物件情報は限られていますから、親身に探してくれる不動産屋に力になってもらうことが大切です。

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