琵琶湖を自転車で一周する通称「ビワイチ」を思い付きで始め、2日間、怒涛のチャリを漕ぎまくり、残すところあと10kmというところで3日目を迎えました。
どうも!無趣味社会人ことたっつーです!
昨日は早々に就寝し、今日は長浜からゴール地点である米原のレンタサイクル店までわずか10kmということで、余裕の気持ちで迎えた朝。かったいサドルに乗せ続けたケツはじわりと痛むものの、そんなことは気にならないほど心は軽いです。
8:00 ホテル出発
朝食をさっさと済ませ、8時にはホテルを出発しました。すがすがしい朝の空気を吸って琵琶湖の景色を眺めながら自転車を漕ぎ進めます。
これまで走ってきた道とは比べ物にならないほど整備された走りやすい道です。心なしかケツの痛みも引いたような気がします。
途中湖のほとりに降りて写真を撮ったり。「あと10kmでゴールにたどり着く」という心の余裕のおかげで、3日間の中で一番満喫できたかもしれません。
9:00 最初に見た琵琶湖の景色にたどり着く
そして2日前に人生で初めて琵琶湖に対面した場所へと帰ってきました。2日前、琵琶湖ってやっぱでっかいんだなぁ~なんて呑気にこの景色を眺めているときには、まさかこんなに股下が痛くなるとは思ってもみませんでした。
そして2日ぶりにまたこの景色を見たとき、感動というよりは安心感がすごかったです。
もう漕がなくていいんだ。これ以上ケツに負荷をかけなくて済むんだ。
クロスバイクの座面の部分が固すぎて、何度この自転車の開発者を恨んだことかわかりません。私がもしこの開発チームにいたら真っ先に指摘したことでしょう。ケツへの負荷が大きすぎます、あと1kgぐらい綿を詰めたらどうですかと。
このクロスバイクを漕ぎながらママチャリを漕いでいる学生とすれ違うと、死ぬほど羨ましくて交換してほしかった。人と比べることに意味なんてないけれど、この時ばかりはどうしても自分にないものを持っているあの学生たちを羨むしかなかった。
キラキラした青春、将来の夢と希望、ケツの痛まないママチャリ。どうして私にはないものを彼らはたくさん持っているんだろう。そしてコンビニとか公園とかで自転車を停車させるたびにどうか盗まれてくれないかと願った。そしたらもう漕がなくて済むから。この固いサドルにもう苦しめられることはなくなる。
そんな邪なことを考え続けた2日間。それが終わる。嬉しくて嬉しくたまらなかった。一時は相棒に思えたこのクロスバイクも、やっぱりケツへの負担を考えるとサトシとピカチュウのような永遠のパートナーにはなれなかった。ごめんよクロスバイク。お別れのときだ。
9:10 走行距離185kmでフィニッシュ!
レンタサイクル店は9:00オープンで、営業開始とともに自転車を返却しました。普通に考えれば今日の閉店時間まで残り1日は借りられるのだから、近隣を観光したりしてもよさそうなもの、私は一刻も早くこのクロスバイクを返却したかった。
走行距離は自転車の距離計で185kmでした。達成感はものすごいけど、もう一回やりたいかって聞かれたら絶対にやりたくないしこの3日間で一生分のクロスバイクを漕いだと思う。実はこれ、もう5年も前の話なんですが、事実あれから5年、私は一度もクロスバイクに触れていない。
だけど、インドアな自分がこんなにサドルを漕ぎまくったり、人気のない湖のほとりで一息ついたり、意を決して峠を超えたり。普通に電車や車で回るよりもずっとアドベンチャーな旅だったし、いい思い出になっています。
そして最後にお店で記念写真を撮ってもらいました。よく見たらこの時の自分、クロックスでビワイチに挑戦してる。デニム履いてるし。舐めてますね。
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