世の中は弱肉強食。弱い者が強い者の犠牲になるのは世の常です。
そうやって強い者は弱い者を餌食にして栄えていく。それは人間の世界でも、動物の世界でも、そして植物の世界でも変わりません。
そう、それはミントの世界でも…
どうも!弱者社会人ことたっつーです!!
ということで、そんなミントの弱肉強食を目の当たりにすることとなりました。
ことの発端は今年の春に遡ります。4種類のミントを育てるため、買ってきた苗をプランターに植えた翌週、たまたま寄ったホームセンターでイングリッシュミントというあまり見かけることのないミントに出会いました。
何を隠そう私は大のイギリス好き(好きな俳優がイギリス出身のため)。イングリッシュと名の付くものには目がありません。もちろんイングリッシュミントにも一目ぼれして購入をしました。
しかし衝動買いしたはいいものの、我が家のベランダはそう広くはありません。持続可能な社会、SDGsを我が家のベランダでも実現すべく、省スペース化のためにスペアミントのプランターに寄せ植えする形でイングリッシュミントを植えたのでした。
ミントは生命力が強いことで知られ、他の植物と寄せ植えしない方がいいということはわかっていましたが、同じミント同士だったら大丈夫だろうと高をくくっていたのです…
夏までは順調に育っていた
そしてスペアミントもイングリッシュミントも順調に育ち、収穫を楽しんでいました。雲行きが怪しくなったのは秋の終わり。夏~秋にかけてミントのプランターに虫が大発生したため、株を根本から全剪定して再度成長させるという荒療治で虫の撲滅にいそしみました。
2度目の全剪定後、順調に再度茎を伸ばしているように見えたのであまり気にしていなかったのですが、冬を迎える前の手入れをしていたところ違和感に気づきました。
君の名は…?
イングリッシュミントがあるべき場所の葉っぱを触っていると、なんだか記憶のイングリッシュミントよりもマイルドな雰囲気のような…イメチェンした?
もしかして、私たち、入れ替わってるー!!?
そう、このビジュアルは明らかにスペアミントです。そりゃミントだって半年もあれば顔も変わるのかもしれないけど、僕がどれだけ頑張ったって石原さとみにはなれないように、ミントにだって変わることのできる範囲には限界がある。
根元をかき分けると完全にスペアミント側から根を伸ばしていましたね。ここ、イングリッシュミントの土地なんですけど!?あんたの土地じゃないんだよ!!!我が物顔で茎伸ばさないでくれる!?
と文句を言ってもミント界の強者スペアミント様には通じるはずもありません。更に株をよく観察していると、わずかにイングリッシュミント的な葉っぱが控えめに顔を出していることに気づきます。
多分…おそらく?これはイングリッシュミント…?だよな、うん…。葉っぱの形がスペアミントとは明らかに違うしそのはず…。
まるで威嚇するかのように周囲のスペアミントに覆いかぶさられ、完全に委縮してしまっているイングリッシュミント(仮)。これはイングリッシュミント(仮)を別のプランターに移すしかない。
イングリッシュミント(仮)移植プロジェクト
ということで、イングリッシュミント(仮)移植プロジェクトを立ち上げることにしました。
今回のプロジェクトメンバーとしてアサインされたのは以下の面々。
・小型プランター
・鉢底ネット
・鉢底石
・花野菜土
・移植ごて
キックオフミーティングを行い、間髪入れずにプロジェクトを開始します。
プランターに鉢底ネットを敷き、その上に鉢底石を入れます。常にKPIを意識してパフォーマンス向上を目指さなければなりません。
今回のプロジェクトで重要な役割を担う花と野菜の土。これまでも数多くのプロジェクトを成功に導いてきた頼れるベテラン(大手出身)です。
そしてプロジェクトリーダーである移植ごてによって慎重にイングリッシュミント(仮)の株の取り出しが行われました。決してスペアミントの根が混じらないよう、メンバー内にも緊張が走ります。
無事に小型プランターへの移動が終わりました。あとは花と野菜の土を敷き詰めたら主要タスクは完了です。
ここまで終えれば一安心。大手を振ってリリースできます。メンバーの間にもほっとした空気が流れるのが手に取るようにわかりました。
おっと、ステークホルダの管理は最後まで気を抜くことはできませんね。因縁のスペアミントと同じ土地ではなく、隣のライムミントの土地に間借りすることに。これにてイングリッシュミント(仮)移植プロジェクトは終了です。みんな、お疲れ様!後で打ち上げ行こうな!!
来年の芽吹きシーズンまで見守る
しかし、このプロジェクトの終了はあくまでゴールではなくスタート地点。ここからはPDCAを回しながら来年の春まで様子を見守ることになります。
そして、今回移植したイングリッシュミント(仮)が本物のイングリッシュミントなのか、はたまたイングリッシュミントに擬態した何かだったのか。その答えは来年の春にならなければわかりません…
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