休日は家庭菜園やガーデニングで土いじり。食べられる植物なら収穫して料理にも利用できるし、実益を兼ねた趣味としても一度は挑戦してみたいですよね。
私も植物の育成にはなんどかチャレンジしては失敗を繰り返してきましたが、家庭菜園やガーデニングで失敗せず長く植物を育てるにはいくつかの条件があること、また植物選定での注意点がわかってきました。
本ページでは、家庭菜園やガーデニングを始めたい人向けに、私の失敗をもとにした始め方や注意点を紹介します。
初心者が家庭菜園・ガーデニングに失敗しないための条件
まず、初心者が家庭菜園やガーデニングで挫折しないためには、最低限確保しなければならない環境的な条件があります。
①日当たりはいいか?
植物を生育する最低限の条件。それは日当たりです。
日陰を好む観葉植物等であれば日当たりはそこまで気にする必要はありませんが、植物の栽培や家庭菜園の収穫を楽しみたければ、まず日当たりのよさは必須です。
南向きだと最高で、できれば東向きでもいいです。最悪北向きでなければなんとなりますが、すくすくとは育ちにくいかもしれません。
②プランターを置いて作業をできるほどベランダは広いか?
虫の発生が嫌だからと室内で育てようと計画している人がいるかもしれませんが、室内ではなかなかうまく育ちません。植物を育てる際には日光の他にも土の水はけや風通しのよさが大切だからです。
土の水はけが悪いと、カビが生えたりして不衛生になりますし、風通しが悪いと葉の生い茂っている部分が病気になったり虫が発生しやすくなります。室内ですとどうしても風通しが悪く、水も土中に滞留しやすいのでこのような状態になってしまいがちです。
そのためきちんと生育させたければ、ベランダで育てた方が吉です。
また、植え付けや日々の手入れにそこそこ作業が発生するので、それなりにスペースのあるベランダの方がいいと思います。狭い場所で無理に作業すると腰にきます(笑)
できれば気にしたい!成功可能性を上げるためのコツ
植物をうまく成長させていくためには、できれば気を付けたい項目がいくつかあります。
①種子から育てず苗を購入する
ホームセンターや100均などでは安価に野菜の種が売っていますよね。こうした種子を使って家庭菜園を楽しみたいと思うかもしれません。
しかし、初心者は種子から育てるのは避けた方が無難です。理由はかける手間が段違いに違うから(笑)私も一度種子から育てようとしたのですか、発芽後の間引きやらなんやらがめんどくさくてすぐ枯らしちゃいました。
せっかく色々揃えて初めても最初に挫折してしまうと再度チャレンジする気が失せますよね。ポット苗の方が収穫までの時間も短く、成果が早く手に入れられるので家庭菜園の楽しさを感じやすいです。
②土や肥料は100均ではなくホームセンターで購入したものを使う
最近は100円ショップでなんでも揃う便利な時代になりました。園芸用品も例外ではなく、100均の園芸コーナーに行けば土を始めとしたガーデニングの開始に必要なものがすべて揃えられます。
しかし、できるだけ安く済ませたくても土や肥料はホームセンターのものを使った方が発育がいいかな、と個人的には感じます。ネットでは100均の土でも問題なく育つという意見が大多数ですのであくまで個人的意見です。
③プランターは植物より一回り大きいものを選ぶ
植物は植えた後にどんどん大きくなります。地上部はもちろん、根っこを伸ばしながら土の中でも成長するのです。植え付け時のサイズに合わせてプランターのサイズを決めると、その後に植え替えなどをしていく必要がでてきますが、植え替えは植物にとってもストレスになります。
また、そのたびに自分の手間も増えますので、であれば最初から大き目のプランターに植えてあげるのがいいと思います。大は小を兼ねるです。
手入れに時間と手間をかけたくないズボラ人間におすすめは?
私がこれまで色々と育ててきた経験を踏まえておすすめしたいのは「ハーブ類」です。ハーブ類は基本的に強いので、ズボラ人間でも栽培していける可能性が高いです。
そしてハーブ類は挿し木(枝の一部を切って水や土に埋めて苗を増やす方法)で増やしていくことができます。この方法で苗を増やしておけば、根絶やしにしてしまうリスクを分散させることが可能なのです。
ミント
私が育てているのはミントです。ミントはモヒートやミントティーなどドリンクに使えますし、品種によって料理にも使用されます。
ミントをおすすめする最大の理由はその「品種の多さ」です。私は5種類のミントを育てていますが、それぞれに違いがあってとても面白いです。ホームセンターによっては10種類以上のミントの苗が売られていたりするので、機会があったらハーブ苗売り場をのぞいてみてくださいね。
バジル
バジルも日当たりさえよければとても簡単に育つのでおすすめです。パスタやチキン煮込みなど料理に使えば本格的な味に。ガパオライスなんかもいいですね。
バジルも挿し木で簡単に増えますので、苗を1つ買っておけば次々と繁殖させられますよ。
ローズマリー
とってもいい匂いのローズマリー。ガーデニングにも使われるかわいいビジュアルで、魚料理にも肉料理にも重宝する使い勝手のいいハーブです。
ローズマリーも比較的簡単に育ちますが、上記2種類のハーブより虫がつきやすいことが難点。そう、ハーブと言っても普通に虫がつくのです(ミントにもバジルにもつきます)。以前ローズマリーを育てていた時はヨコバイという羽虫がローズマリーきっかけに大量発生してしまい、泣く泣く処分することとなりました。
↓実際にハーブ栽培に関する記録はこちら↓
まとめ:ズボラ人間にはハーブがおすすめ!
家庭菜園やガーデニングは、それなりに手間がかかるものの、とてもおすすめです!
日々育てながら成長する様子に癒されますし、日々手入れしている時間はストレスが軽減されているな~と実感します。何より自分で育てたミントで作るモヒートは格別!