ITパスポート試験は1週間で合格できるのか!?非IT系社会人が挑んだ結果

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IT系資格の入門資格とされるITパスポート。IT系の職種に従事する人だけでなく、業務で何らかの形で情報システムを扱ったり、WEBやインターネットに触れる機会がある場合は、基礎的な情報技術の知識を身に着けられ有意義な国家資格です。また、こうした知識が身についている証明として転職活動においても一定の評価を得られるとも言われています。

どうも!無趣味社会人ことたっつーです!!

そんなITパスポート試験に私が挑戦したのは社会人5年目、26歳の時でした。当時転職前の有休消化で1ヶ月ほど休みがあり、石垣島に10日ほど旅行する計画を立てていたもののちょうどコロナが蔓延したためとん挫し、どうせなら何か資格でも勉強しようということでITパスポートを勉強した感じです。

とはいえ引越しとかもあったのでそんなに試験対策の猶予はなく、結果的に1週間ほどの勉強で試験当日を迎えました。基本サービス畑で仕事をしている非IT系社会人は一体合格したのか…?

ITパスポート試験の概要

ITパスポートはCBT方式が採用されており、最寄りの試験センターなどで年間通じて受験できる試験です。自分の好きなタイミング・好きな場所で受験できるのはとてもいいですよね。ちなみにITパスポートは国家試験で初めてCBT方式を導入した試験なんだとか。

試験は4択の選択問題が100問出題され、試験時間は120分です。受験料は税込7,500円。試験内容は経営全般知識を問うストラテジ系、IT管理を問うマネジメント系、IT技術を問うテクノロジ系の3つの分野から構成されています。

ネットワークやサーバーといったITに関する知識はもちろんのこと、マーケティングやコンプライアンスなど経営に関すること、プロジェクトマネジメントに関する考え方など、社会人なら身に着けておきたい基本的な一般知識も併せて学習することになります。

合格点ですが、1000点中600点です。しかし分野ごとに足切りラインが設定されており、各分野で30%以上正答しなければなりません。つまり、合計が600点を超えていてもテクノロジ系で20%しか得点できていなければ不合格となるので、各分野をバランスよく学習する必要があります。

合格率は?

合格率は令和6年6月度で51.7%となっています。社会人は54.3%、学生は40.1%ということで、社会人の方が合格率は高いです。

勉強時間は?

ITパスポートの合格に必要な勉強時間は、基礎的な知識があるかどうかにもよりますが、一般的に100~150時間と言われています。

どんな人が受験している?

ITパスポート試験は各種資格試験の中でもかなり細かく受験者に関する情報を公表しています。例えば年齢であれば20代、30代というおおざっぱな区切りではなく、21歳、22歳となんと1歳ごとに受験者数を公表しているという細かさ。

社会人8割程度、学生2割程度の比率で、受験者のボリュームとしては20代前半が最も多いです。その中でも22歳、23歳など新社会人に相当する年齢の受験者数が多いため、会社で新入社員への取得を推奨しているとかそういう事情も垣間見えます。

参考:ITパスポート試験公式サイト

勉強方法は?

そんなITパスポート試験ですが、紹介してきたように内容が多岐にわたるので、参考書もまぁまぁ分厚いです。私が使用したのは下記の参考書です。

試験1週間くらい前からとりあえず一通り読んで、あとは過去問道場というサイトでひたすら過去問を解き続けました。語彙を問う問題が多かった気がします。基本はわからない単語や略語を暗記する感じです。ITの割と専門的な知識の分野であるテクノロジ系が難しい。

当日の流れ

当日は予約した試験センターへ出向き、受付で予約票を元に本人確認などを行って、時間になると試験会場へ入室、試験を開始します。そしてひたすら4択問題を解き続ける。

試験時間は120分ですが、解き終わったら自分のタイミングで試験を終了することができます。ITパスポート試験は終了した瞬間に画面に得点が表示されるので、試験に合格したかどうかが即座にわかるという仕様。

そして結果がこちら。ふぅ、なんとか70%程度を獲得して合格することができました!

やはりテクノロジ系の分野は正答率は低いですね。しかし足切りラインは余裕で超えていたからよしとしましょう。

そしてとん挫した石垣島旅行の鬱憤を晴らすべく、家に帰って昼からゴーヤチャンプルーで1杯やりました。夏の昼のみ最高ですね。そして参考書を早速メルカリへ出品。1,000円で売れました。

ITパスポートを受けた感想

最後にITパスポート試験の難易度や、その後試験対策で得た知識は役立ったか?についての感想を紹介したいと思います。

難易度

難易度ですが、IT系の仕事をしてなくても十分独学で合格可能な試験だと感じました。なぜならITに関する知識は語彙力系の問題が多いので、本質的な情報技術の理解はしていなくても言葉の意味さえ覚えれば解けるからです。

経営分野の基礎知識などがあれば、情報技術関係の知識がない人でもそっちで点数をカバーしていけるので、ITに詳しくないからと言って尻込みする必要はありません。社会人で普段からIT関係のワードに触れている人はワンチャンノー勉でも行けるかもしれません。

試験勉強で得た知識は役に立つか?

こればっかりはどれだけ真剣に勉強して知識をものにしようとしたかによるところではありますが、資格の取得だけを目標に勉強してもあまり役には立たないかもしれません。正直当時の私は短期間で試験に受かるための薄い勉強の仕方をしてしまったので、数年たった今となっては学習した内容の大半を忘れてしまいました(笑)。

ちゃんと勉強すれば普段の業務で役立つ知識も結構あるので、せっかくなら試験合格だけを目的にするのではなく、きちんと時間をかけて勉強した方が自分のためになるかな~という感じです。

転職面接などの評価は?

最後に気になっている人も多いであろう転職活動などで有利になるのか?という疑問。

これは年齢などでも異なるとは思いますが、私の実感としてITパスポートが面接の大きく評価をあげることはないというのが正直なところ。これはIT系の職種でもそうじゃない職種でもです。

まずIT系の職種に関しては、ITパスポートを持ってるといったところで「ふーん」くらいの反応でした。非IT系の職種は基本この資格に触れてくることはなかったですね、うん。

ただ、たま~に求人に「この資格を持ってると活かせるよ」みたいな欄にITパスポートが書かれていることもあるので、多少のアピール材料にはなるかなと思います。しかしながら、転職活動での評価を期待して取得すると肩透かしをくらうと思います。普段の仕事とかで活かせる知識が身につけられて、社内外の評価に繋がったらラッキー、くらいの気持ちで取得を目指すのがいいかな~という資格です。

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