初海外一人旅でパリに行った結果。フランス人がみんな優しくて泣いた【イギリス一人旅⑨】

1人旅(海外)

イギリス一人旅の最中にフランスへ。特に予定が決まらないまま人生初のパリへと到着しました。

どうも!無趣味社会人ことたっつーです!

パリの玄関口となるパリ北駅はまさにザ・海外って感じのおしゃれな駅でめちゃくちゃテンション上がります。到着早々周りをきょろきょろしながら写真を撮りまくります。

駅のトイレが有料だった

さぁどこに行こうか決めようの前に一旦トイレしよ〜とトイレ表示を目指して向かうとトイレの前にゲートがありました。はい、有料でした。

なんてことだ、有料だって知っていたらユーロスターの中で済ませたのに!しかもゲートはコイン限定っぽい。日本でユーロに両替していたものの、全部10ユーロ札でもらっていたのでコインはありません。ちょ、とりあえず電車の切符でも買ってお金崩すか、と切符の券売機を探します。

フランスの主要観光施設はほとんど地下鉄で移動でき、地下鉄料金は都バス式で1回の乗車に1枚の切符って感じのシステムなんです。一応その辺の基本情報は行きのユーロスターで調べてきました。

駅の探検も兼ねて券売機を探し求めて色んな所をウロウロしていると、女性に声をかけられました。なんか駅のスタッフっぽい格好をしていて、どこに行きたいの?的なことを聞かれている気がしたのですが、フランス語なのでまるでわかりません。

スマホの画面を見せながら地下鉄に乗りたい、とアピールしていると、英語が話せるスタッフを呼んできてくれました。ま、英語が話せる人が来てくれたところで私は英語を話せません。拙い英会話で必死にアピールしていると、「down stairs,and go straight straight straight」と道を教えてくれました。何度もストレートを連呼していたので、とにかく階段降りてまっすぐ進めっことみたいです。

初めての地下鉄切符購入

教えてもらった通り階段を下りてとにかくまっすぐ進むと、地下鉄の入り口っぽい改札と自動券売機が並んでいます。おお、これが券売機か!結構な台数の券売機が立ち並んでいて、それぞれ観光客っぽい人が列を作っていました。空いてそうな列を選んで10ユーロ札を握りしめながら並んでいると、男性スタッフから声をかけられました。どうやらこの券売機はカードしか使えないみたいです。

どこならキャッシュが使えるか聞くと、「窓口か向こうの方の券売機」と言われた気がしました。でも窓口はけっこう混んでいたし、「向こうの方の券売機」に該当しそうな列に再度並んでみることに。ほどなくして自分の順番が来ました。

一応切符の買い方もユーロスターで調べていたんですが、いざ対面してみると全くわからないんですよね。

しかしこういう観光客は結構いるみたいで、券売機の周りを何人かのスタッフが巡回してくれています。ちょうど近くにきた若い男性スタッフに声をかけると、駆け寄ってきてくれたんですが、自分の要求をどうやって伝えたら良いのかわかりません(笑)。英語と日本語を織り交ぜて話しているとスタッフは自分のスマホを取り出して翻訳アプリで表示してくれました(翻訳された文章は英語でしたが)。

どこに行きたいの?と聞かれていたみたいだったので、Google mapを開いて、とりあえず行こうと思ってマークしていた場所の中からとっさに凱旋門を指さしました。すると、スタッフはスマホで乗り換え方法を調べてこうやっていくんだよ、と乗り換える経路を出してくれました。

そうか、乗り換えが発生するのか、ちょっと難易度高いな…と不安な顔で何回か復唱してわかったようなわかってないような顔で頷くと、「photo!」と言ってくれました。そうだ、写真を撮れば良いんだ!スタッフのスマホ画面を撮影させてもらい、これでなんとか辿り着けそうです。

そして券売機の方も画面を操作して購入画面まで進めてくれたので、10ユーロ札を取り出すと困り顔で首を振られたので結局ここもキャッシュレスオンリーのようでした(笑)。もうカードでいいや、トイレは凱旋門でしようと思い、無事にチケットを手に入れました。

そして初めてのパリの地下鉄。乗るべき電車はさっき教えてもらったのでわかっています。改札を抜け、先程撮ったスマホの画面を見ながら該当する電車の色のサインを追いかけてなんとかホームにたどり着きます。

親切なフランス人に感謝感激

ふぅ、でどっちの電車に乗ればいいんだ?と見回していると、イケおじなフランス人が声を掛けてくれました。どこに行きたいの?と聞いてくれてるみたいだったので、とっさにGoogle mapを開いて凱旋門を指さします。

それならこのホームで合ってるよ!途中なんとかって駅で乗り換えて、みたいな感じで説明してくれたので、さっき券売機で撮影させてもらった交通経路の写真を見せると、そうそう、この通り、こっちの電車だからね、と教えてくれました。なんて親切なんだ…。感動しているとちょうど電車がホームに入ってきました。フランスの地下鉄って2階建ての車両もあるんですよ。びっくり!

イケおじにメルシー!とお礼を言っていざ電車に乗りこみます。もちろん目指すは2階席。ちょうど空いてる席を見つけて、座って一息。そういえば色々彷徨ってるうちにだいぶ充電減っちゃったな、凱旋門に備えて充電しておかねば…とモバイルバッテリーを取り出すべく鞄をゴソゴソしていると、後ろから肩をぽんぽんと叩かれました。

振り返ると先ほどのイケオジで、ここだよ、と指を指しながら乗り換え駅に着いたことを教えてくれました。どうやら私がちゃんと降りられるかどうか、わざわざ2階席まで来て気にしてくれていたようです。教えてくれなかったら確実に乗り過ごしていたので、本当に助かったし、言葉も文化もわからない初めての土地で気にかけてくれる人がいることがとても嬉しかったです。母国じゃこんな親切にされない(笑)。精一杯の「メルシーボーク!!」を伝えて降ります。

初めての土地だと乗り換えの勝手もわからないものです。行ったり来たりウロウロしながら、なんとか乗り換え電車にも乗ることができ、凱旋門にたどり着きました。

フランスの地下鉄の出口。改札とかはないので乗った分だけ切符がたまる

凱旋門

そして凱旋門。おー!すげぇ!!とにかくすごい、こういう歴史建築に関する知識はゼロですが、とにかく今自分はパリにいるのだ、という気分にさせてくれます。

雨の中凱旋門の周りをぐるっと一周して写真を撮って、凱旋門に近接しているシャンゼリゼ通りへと足を進めます。

お~シャンゼリーゼ~でおなじみのシャンゼリゼ通り、歩いてみるとなんだか普通の道路です。特に感動はありません(笑)。

そしてトイレが限界を迎えつつあったので、とりあえず適当にお店入るか…とカジュアルに入れそうなお店を探します。ほんとはショッピングモール的なものがあればいいんですが、そんな都合よく商業施設はないわけですね。

シャンゼリゼ通りでビール

時刻は15時過ぎ。夜は行きたいと思ってるお店があって、18時〜19時くらいには着きたいと思っていたこともあり、いまガッツリ食べるのもな…てか喉乾いたからビール飲みたいな、とシャンゼリゼ通りの飲食店の入り口のメニュー看板を見て物色します。

お、早速行きのユーロスターで覚えた「BIERE(ビエーレ)」の文字を発見!1本指を掲げながら入店すると窓際の席へ案内してくれました。

すぐに注文をとりに来てくれたので、メニューの中のビールと、価格的に手頃なフードを指さして「サシルブプレ(これください)」。フードが何か全くわからなかったけど、とにかく何かは出てくるでしょう!

ビールはデカくておしゃれで美味い。そして運ばれてきたのはグラタンオニオンスープでした。鬼ウマ。シャンゼリゼ通りを眺めながらビールとオニオンスープをたしなむ昼下がり。自分の人生にこんな素敵な時間が訪れるなんて、なんだか不思議な気分です。

ビールの1杯目はすぐに飲み干し、ビールのおかわりと共にトイレを貸してくださいと伝えて無事に無銭トイレにありつけました(笑)。

1時間くらいシャンゼリゼ通りを眺めながらビールを飲んで、お会計。33ユーロくらいだったので40ユーロ渡したんですが、すごい笑顔でメルシーボークを言われてそのままお釣りが帰ってきそうな気配はありませんでした。チップと受け取られたのかな?まぁこんな素敵な時間を過ごせたのだし良いでしょう!

お店を出てまたシャンゼリゼ通りを歩きます。写真を撮りまくりながらシャンゼリゼ通りの終点?を目指します。

そしてGoogleマップで近くの地下鉄駅を探し、そこから次の目的地へ。2回目の地下鉄、今度は普通にキャッシュが使えて、ようやくお金を崩すことができました

パリの地下鉄路線図。すごく複雑。

人間すごいもので、わからなくてもわかる情報でなんとかしようとするんですよね。乗り換えアプリなどを使うことなく複雑な乗り換えをこなし、次の目的地にもたどり着くことができました。

サクレクール寺院

そしてやってきたのはサクレクール寺院。この周辺はフランス映画でたくさん出てきそうなTheパリって感じの場所がいっぱいで、街を歩くだけでウキウキします。

街中にメリーゴーランド

建物の壁の落書きすらおしゃれ

サクレクール寺院は夜でライトアップされてて圧巻です。そして何よりここから見渡すパリの街の夜景が最高に綺麗でした。

そして今日の最終目的のレストランへと向かいます。雨の中、水たまりに足を突っ込んで靴がびしょびしょになっても気になりません。なんせこれはパリの水。というかこんな雨なのにパリの街中にはランニングしてる人がそこかしこにいます。フランス人ってストイックなんですねぇ。感心しているとお目当てのレストランに到着しました。

人生イチのステーキを堪能

入店して例のごとく1を指差しながらイケメンウェイターにアピールすると、何か言ってます

んーなんだ?「?」を表情に浮かべている必死に聞いていると、どうやら食べ物は食べるか?というようなことを聞いてるみたいでした。Yes!と答えると、今日はドリンクのオーダーしか受けられない的なことを言われました。しかも何らかの理由で30分しかいられない、と言っているようです。

(てか言葉わからないのにここまで汲み取ってる自分すごい。)それでも入りたいお店(今回の旅の目的である好きなドラマ作品のロケ地)だったので、ドリンクだけでもいい!と入店、ひとまずロゼワインを頼んで速攻トイレに行きました。

グラスワインは秒速で飲み干しました。なんせ30分しかこの空間にいられない、短い時間に堪能せねば!そしておかわりを頼みます。2杯目のワインを持ってきてくれ、またワインをがぶ飲みしていると先程のイケメンウェイターが「何か食べたい?」みたいなことを聞いてきてくれました

どうやらご飯も作ってくれるみたいです。ありがとうイケメンウェイター!!うんうんと頷くとメニューボードを持ってきてくれて、決まったら教えてね、みたいな感じで去っていきます。

しかしメニューボードを見ても何が何やらさっぱりわかりません。すぐさまGoogleでおすすめを聞くときのフランス語フレーズを調べ、それを見せながら伝えると、あぁ、おすすめね、みたいな感じで笑って少し考えた後にmeat?(肉は?)と聞いてきます。

I like meat!と答えると、これはどう?とメニューを指さしながら勧めてくれました。もちろんそれが何なのかは一切わかりませんが、とにかくご飯を出してくれるだけでありがたい。それにする!と伝えると笑顔で頷いて、ほどなくして料理を運んできてくれました。

これがはちゃめちゃにうまかったです。この料理にありつくまでのあらゆる経緯をトータルしたら間違いなく人生で食べた中で一番うまい肉。食べてる途中イケメンウェイターが通りすがりに「美味しい?」みたいな感じで声を掛けてきてくれたので「メルシー!!(ありがとう)」と答えてしまったんですが、笑って厨房に戻っていったので気持ちは伝わったみたいです。

そして大満足でお会計してお店を後に。ワイン4杯とメイン料理で3,500ユーロ(この時のレートで5,600円くらい)いかないくらいでした。めちゃくちゃリーズナブル。

ホテルへ向かう

ワインをけっこう飲んでだいぶ酔っていたのですが、それでも次はホテルに向かわなければなりません。Googleマップを駆使してホテルまでの経路を割り出し、地下鉄に乗ります。

地下鉄に乗ってる最中、座った席でちょっとうとうとしていたのですが、おじさんが「大丈夫?」みたいな感じで声をかけて起こしてくれました。海外の電車で寝るとか危なすぎるよね(2日前イギリスで爆睡したけど)。フランスは優しい男性が多いです。母国日本では見知らぬ人にこんなに親切にされることはまずないので、ずっと感激してました。

おじさんの助けもあって無事にホテルの最寄り駅にたどり着きました。ホテルに向かう途中、日本でいう成城石井みたいな小店舗スーパーに寄って水と一応ビールも買いました。パッケージがめちゃくちゃかわいいんだよね。

ホテルの入館に手間取る

ホテルに着くと入り口が閉まっていました。え、開け方がわからないんだが…どうすりゃいいの?どうやって入るんだ?と狼狽えていると、中から男性が出てきてベルを押すんだよ、みたいなジェスチャーをとって出迎えてくれました。フロントに案内されるとパスポート?と聞かれパスポートを見せるとそれでチェックインが完了しました。おお、特に予約表の提示とかは必要ないのか。

鍵を受け取り明日はこのポストに鍵を入れて帰ってね、とジェスチャーで説明してくれます。私もなんせ酔っていて、覚えられるかな…と不安になり4~5回聞き返しました。相当うざかったと思います。

ホテルはめちゃくちゃ安いところを取ったので、ベッドルームは個室ですがシャワーとトイレは共用でした。室内は綺麗だし申し分ないのですが、連泊で共用トイレシャワーはきついかもしれません。

鍵とかトイレとかも使い勝手がわからず戸惑うことだらけだったんですが、だいたい英語で併記されているのでなんとかなりました。酔っていただけあって、シャワーを浴びてすぐ眠りについたのでした。

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