コミュ障社会人がシェアハウスに入居した結果【4ヵ月で退去】

引越し

シェアハウスというと、恋愛リアリティショーなどの影響もあって、なんだかキラキラした生活が送れそうな淡い期待を抱いたりしませんか?

どうも!コミュ障社会人ことたっつーです!!

仕事から疲れて家に帰ると、シェアメイトと「ただいま」「おかえり」なんて言い合ったり、一緒にご飯を食べながら仕事の愚痴を言い合ったり、シアタールームで映画を見ながら仕事の愚痴を言い合ったり、休みの日にはルーフバルコニーで夜風を浴びながらお酒を飲んで仕事の愚痴を言い合ったり

会社でもほとんど同僚とは口を聞かない私のようなコミュ障社会人でも、シェアハウスに住んだらコミュ障もちょっとは解消されて、もしかすると充実した日々が送れるのでは!?とシェアハウスに憧れを抱いた時期がありました。そして深いことは考えずにとりあえずやってみよう精神の私は、2件ほどのシェアハウスを内見し即入居を決めたのでした。

さて、そんなコミュ障社会人が嬉々としてシェアハウスに入居した結果、楽しい日々は送れたのでしょうか?当時の生活を振り返りながら、シェアハウス生活のリアルを紹介したいと思います。

シェアハウスの概要

そんな私が入居したシェアハウスですが、まずはその概要を見てみましょう。

場所駅から10分くらい。
タイプ屋敷のようなでかい戸建て
定員10名。男女混合
家賃水光熱費込みで約5万円/月
居室7畳ほどの洋室が1部屋
共用スペースLD、キッチン、お風呂、トイレ、洗面、バルコニー
共用設備ジム、シアタールーム

どうですか?共用設備が結構充実してることもあって、結構魅力的な条件だと思いませんか!?(笑)

引越し

私が入居したのはとある真夏日。引っ越すにあたり、元々1人暮らししていた家で色々なものを断捨離しました。シェアハウスには家電や家具など、生活をするために必要なものは一通り揃っているため、必要なものは自分の洋服とか食器とか、諸々の私物くらい。

それでも1人暮らしを始めて約3年、色々な生活物資はたまっていくわけで、最終的に乗用車1台分くらいの物量は運ぶことになりました。

引っ越しを手伝ってもらえるような友人や知り合いはいない私。引っ越し業者に頼むような物量でもないため、レンタカーを借りて自力で引っ越しました。しかしこの時の私はペーパードライバー。約1時間ほどの道のりを、大量の荷物を積んで慎重に運転してなんとか引越しを済ませました。

荷積みや荷下ろしもすべて1人で行い、めちゃくちゃ疲れたのも今ではいい思い出です。

入居1ヶ月目

そのシェアハウスはオープンしたてで、私が入居したときにはまだ定員10名に対して4名しか入居者がいませんでした。癖の強いスピリチュアル系男子や、飲み歩きウェイ系女子など、なかなか個性の強いシェアメイトたち。

たまにリビングでご飯を食べるタイミングがあれば軽い世間話をしたり、一緒にお酒を飲みながら当たり障りのない話をするくらいには打ち解け、順調にシェアハウス生活をスタートさせたのでした。

バンジョーという弦楽器を持っていたので、防音設備の整っているシアタールームで練習したりしました(1人で)。さらには家の中にフィットネスルームもあったので、たまに筋トレしたりしました(1人で)。あとは広いバルコニーで夕日を眺めながらお酒を飲んだりもしていました(1人で)。こうして生活空間の「シェア」以外には特にシェアメイトと「シェア」することなく、季節は秋へと移っていきます。

入居2ヶ月目

そして日が経つにつれ順調に入居者も増えていきました。ちょうど秋めいてくる季節だったこともあり、シェアメイト同士で秋刀魚を焼いて食ったり、花火をしたり、タコパをしたり、一緒に映画を観たり。今考えると結構キラキラ充実した日々を送ってましたね。この頃が間違いなく一番楽しかったです。

しかし、根が人見知りの私は次第に人と関わることに徐々にストレスを感じるようになりました。仕事から疲れて家に帰ると、大体皆帰宅時間は同じなので、毎日リビングで気を遣って話をしながらご飯を食べなければならないのはなかなかに苦痛でしたね。

また、住民同士の派閥いざこざも少なからずあったので、その仲裁に入ったりするのも面倒でした。なんで会社でも散々人に気を遣って頭を下げて疲弊して、家に帰ってからも肩身の狭い思いを抱えながらくつろぐことさえできないんだと、家に帰るのが億劫な日もありました。

好きな時間にシャワーを浴びれないのも、キッチンを使おうと思うと他人の食べ終わった食器がそのままシンクに残っているのも、誰もごみ袋やトイレットペーパーなどの共用消耗品を買い足そうとせず私がいつも買っていたことも、最初は許せると思っていた小さなことも次第にイライラするようになりました。(なんだか恋人との別れ話みたいになってる)

入居3ヶ月目

そうこうして段々人と関わるのが面倒くさくなった結果、私はできるだけ共用部に滞在する時間を短くするように工夫するようになりました。ご飯はコンビニで買ってきた冷めた弁当を自分の部屋で食べてましたし、できるだけ人が共用部にいなさそうな時間にシャワーを浴びてました。そして家に帰る時間自体を遅く調整するため、仕事帰りに図書館に寄って勉強したりしていました(時間の潰し方が学生)。

床でご飯食べてた

そしてこの頃3人くらいの住民がどんどん退去していきました。3人とも割と周りに気を遣う人だったし、相手にどう思われるか気にしちゃうところとか自分と似ていて、心を許していた人たちだったので結構ショックでした。ちなみに3人ともある1人の問題住民とのいざこざをきっかけに退去しました。

それからはもうひどかったです。シェアハウス内に心を許す人が1人もいなくなった私は、平日は誰も使うことのない家の裏口から出入りするようにしてたし、休日は基本自室に引きこもり、他の住民の足音に聞き耳を立てて全員が出払ったタイミングだけ共用部で過ごすようになりました。完全に引きこもりニートだよね。てかここまでくるともはやなんでシェアハウスに住んでいるのか意味不明です。

入居4ヶ月目

そして迎えた4ヶ月目。季節はまた移り変わりクリスマスがやってきました。誰かがクリスマスパーティをしようと言い出し、大して仲良くない住民同士で運命のクリスマスパーティが開かれました。

いつも通り?中身のない薄い話をしながらひたすらポテトを口に運びました。そして件の問題住人が、ある発言をしたことをきっかけに私が噛みつき、場の空気は地獄になってクリスマスパーティはお開きになりました。

そして、このクリスマスパーティの翌日、私はありとあらゆる不動産会社へ電話をかけまくりました。即日鍵の引き渡しを受けられる物件を探し問い合わせ続けた結果、年末の休暇シーズン直前にも関わらずなんとか年内に引越すことのできる家(レオパレス)を見つけることができ、夜逃げよろしくシェアハウスを抜け出し、レオパレスで無事平和な年末年始を過ごしたのでした。

レオパレスで祝杯をあげた

シェアハウスに住んでよかったか?

こんな感じで最悪の結末を迎え、わずか4ヶ月で退去することになったシェアハウス生活でしたが、当時から数年経って今思い返してみるとそう悪いことばかりでもなかったのかも、とは思います。

最後が最後だったのでなんだかすごく悪いことばっかりだったと錯覚していたのですが、こうして振り返ると短いながらも楽しい時間はあったわけだし、結果的に自分には人と一緒に暮らすということが絶望的に向いていないことがわかって、1人暮らしという幸せを再認識できました。

何事も経験、ということですね。住んでみてよかったですし、特に後悔もないのでコミュ障でも試しに住んでみるのはありかもしれません(色々と傷を負う可能性はあるけど)。ちなみに家賃光熱費だけを考えるとシェアハウスはかなり高コスパですよ!

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