運動音痴社会人(26)が未経験でテニススクールに通ってみた②

テニススクール

運動音痴コミュ障社会人がテニススクールに通ってみた記録です。

前回の記事はこちら↓

2回目のレッスン

2回目も1人

2回目も仕事帰りの夜のレッスンに行ったのですが、今回も初心者クラスは私1人でした。やはり仕事帰りにわざわざ初心者クラスに通うサラリーマンは少ないようです。

初回のコーチと別のコーチだったので、また1回目と同じようなことをしたり、1回目にも聞かれた「なぜテニスを始めようと思ったのか」という定番質問をされたりしました。

メイン練習はコーチのボールを打ち返す練習

基本的には斜め前にいるコーチが打ってきたボールを打ち返すという練習をしました。コートは通常の試合で使用する大きさよりもコンパクトに設計されており、ネットまでの距離も初心者でも打ち返せるような短い距離で設定されていました。

大半はラケットがボールに当たらず、奇跡的にボールが当たっても明後日の方向へ飛んでいくという運動音痴っぷりをいかんなく発揮しましたが、コーチが優しいので心は折れませんでした。

初心者の方は週末の午前中に来る人が多いということを教えてもらいました。次回は週末に行ってみることにしました。

3回目のレッスン

ようやく1人じゃない練習

3回目のレッスン、日曜日の午前中にいってみると、ようやく初心者クラスに他の生徒もいるという、憧れていたテニスレッスンでした。他の生徒さんは同年代位の女性と主婦の方々で、私含めて4名でした。

2回目までのマンツーマンレッスンでは、ラケットの握り方とか打つ時の体勢とか足の踏み出し方とか、すごく初歩的なことを丁寧に教えてもらう時間がメインでした。

しかし複数名の生徒がいる(通常の)クラスでは、コーチの打つボールを順番に打ち返すという練習がメインでした。そして1回目や2回目はその場に立ったままコーチのボールを打ち返していましたが、横移動しながらとか動作を加えてより実践に近い形を想定した練習です。

他の人とのレベルの差に劣等感

上手に打ち返せる人と、何回やってもうまくいかない自分というレベルの差が歴然とします。

コーチが生徒のレベルを把握するために、レッスン冒頭に何回目のレッスンかをそれぞれに聞くのですが、皆同じくらいの回数だったので、私の運動音痴っぷりが改めて証明された日でした。学生の頃の体育の時間に嫌というほど味わったあの劣等感を、社会人になってからも味わうことになった日です。

途中に5分ほど飲み物を飲んだりする休憩時間があります。コート脇のベンチにみんな座って休憩を取るのですが、主婦や女性の方同士で軽い会話をしたりする中にコミュ障な自分は入ることができず、更に自己嫌悪を抱きます。

運動音痴かつコミュ障なのに、なんで月に1万円近くも払ってまでテニススクールに通ったんだろうと早くも後悔しつつ、この日は打ち返したボールがネットを超えることは一度もありませんでした。

2ヶ月目~3ヶ月目

週に1回は頑張って通い続ける

それからは仕事帰りに行ったり、休日に行ったり、自分のスケジュールに合わせてレッスンを予約しました。通い始めて3か月間はほぼ1週間に1回のペースは崩さずに通い続けました。

最初のレッスンで、コーチに教えてもらった「初心者クラスが中級者クラスに上がるまでは10回くらいが通常ですよ」という上達の目安はずっと心の底にありました。他の生徒とのレベルの差は縮まらないどころか日に日に増すばかり。

「でもあくまで目安なのでね、皆さん自分のペースで進めてますから」と優しい言葉をかけてくれるコーチもいましたが、気にしてない風を装いつつ内心ではしっかり気にしていました

迫る上達のタイムリミット

7回目、8回目とレッスンを重ねても、打ち返したボールはネットを超えるどころか明後日の方向に飛んでいき、ラケットがボールに当たらないこともざらにありました。

10回という上達目安のリミットが迫るにつれ、コーチに自分の受けたレッスンの回数を伝えるのが気まずくなりました。(もちろんコーチが、もうそんな回数受けてるのにまだそんなレベルなのかよ的なことを言ったり、態度に出すようなことは全くありませんでした。自分で勝手に凹んでいただけです。)

ボレーというネット間際でボールを打ち返す方法を教えてもらったりしました。ボレーですらボールの行く先をコントロールできない私。あんなに上手に打ち返せる人と、ともすればコーチにボールをぶつけてしまうほど上達しない私と、いったい何が違うのでしょうか。

余談ですが、初心者クラスに通って20代~30代くらいの同年代の男性に出会ったことは一度もありませんでした。おそらくこの年代の男性でわざわざ未経験のテニスを習おうと思う人など僅かなのでしょう。

4ヶ月目~

そして通い始めて4ヶ月が経つ頃、私はレッスンに通った回数を数えるのを辞めました

なし崩し的に中級者クラスへ

そんなある日のレッスン、いつものように初心者クラスに振り分けられかけた私でしたが、初心者クラスが私1人だけだったこともあり、中級者クラスでやってみましょうか、となし崩し的に中級者クラスへ移動することになりました。

中級者クラスはコーチの打つボールの打ち返し練習と共に、実際の大きさのコートで生徒同士でラリーをします。このラリーが地獄でした。

ペアを入れ替えながら順番にラリーするのですが、私が打ったサーブはネットを超えず、打ってもらったボールを私は打ち返すことができません。つまり私とペアになった人は一度もラリーが続くことなく順番を終えていくのです。

あれれ~、おっかしいなぁ、とへらへらできたのは最初だけで、すぐになんて運動音痴なんだろう、消えてしまいたいと自己嫌悪に陥りました。ずっとすいませんすいませんと謝りつつ、私はなんで仕事をしていない時間でもこんなに人に謝り続けているんだろうと虚しくなりました。

そして退会へのカウントダウンが始まる…

このレッスンを期に、足が遠のき始めました。1週間に1回通っていたのが、2週間に1回、3週間に1回と着実に頻度が落ちていき、半年を経過する頃には月に1回行くか行かないかになりました。

最初の頃に思い描いたテニスクール・ライフとは程遠く、通っても通っても上達せず、友達もできず、完全にレッスンを予約するモチベーションが消え失せていました。

8ヶ月目

そして季節は冬になりました。私は冬用の運動着を持っていません。運動着を買う出費をしてまでテニススクールに通い続ける気力があるのか?私は葛藤に悩まされました。

たまり続けたチケット

月に1回も行かなくなったことによって毎月たまったチケットは、遂に20枚近くにもなりました。4枚で1ヶ月分の月謝8,000円、つまり4万円近くのレッスンチケットが未使用の状態でした。

私が冬用の運動着を買ったらレッスンに通うようになるのか?答えは火を見るより明らかでした。これ以上無駄な月謝を払うわけにはいかない。そう強く感じた日、私は退会の旨を申し出るためにスクールに足を運んだのでした。

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