退職翌日に初めて1人ディズニーシーしたアラサー独身男子

1人テーマパーク・遊園地

半年勤めたブラック企業を辞めた。

どうも!無趣味社会人ことたっつーです!

というわけで半年勤めたブラック企業の最終出勤日でした。かなり短期離職な訳で出勤前も超気まずかったし今日が最後ですって言うのはじめての同僚も多くてそれ伝える前とか何故かすごい緊張した。バイトの人もいれると100人位の職場で、社員同士は仲悪かったけどバイトの人とは会えば結構話す人も多くてお世話になったし、直接挨拶とかして回ってたら皆んな「寂しいです〜」とか「えー辞めちゃうんですか」お世辞混ざってたとしても本当に寂しそうに言ってくれる人もいて嬉しかったしここ数ヶ月マイナスだった自尊心がちょっぴり満たされた。

そんなこんなで色んな人に寂しいって言われて、でもバイトの人たちにとっては所詮100人いる同僚の1人がいなくなるだけなのであって、しかも大半の学生バイトの子にとっては学生生活のほんの一部のバイト先の微かな出来事な訳であって、でも俺はもう一生会うことのない色んな人の寂しいを1日で受け止めて、翌日からなんの予定もないワンルームに帰ったらそれは本気で「寂しい」訳ですよ。

そもそもだいぶメンタルやられてただけあって、かなり病んだ状態で帰宅したし、最後の最後にこんなスッキリせずに辞めるのは悔しかった。あんな職場一生行きたくないって思うくらいのが最終日は丁度いいのに。

そんな状態で昨日はさっさと寝て、今日目が覚めてからもそんなことをぼんやり思い出しては落ち込んだ。辞めなきゃよかったなんて死んでも思わないけど、嫌な部分にばかり目を向けてたのかなっていう自省は少し残っていた。

でも過去はもうどうにもならないから、とりあえず頭冷やすために葛西臨海公園に行った。そう、観覧車乗るためにね。なんで観覧車なのかっていうと、大学の時の英語の先生(別に関わったこと一切ない)が、授業の時に「自分は人生でほんとに落ち込んだ時があって、その時にふと乗った観覧車から見た光景がきっかけで悩んでいたことにふっきれて人生が好転し始めた」みたいな話を思い出してのことだ。

その時は観覧車に乗って一回転するだけで解消する悩みってどんなお気楽な悩みなんだろうって思ったけど、社会人になってわかったけどニッチもサッチもいかない時ってこじつけでもいいからそう思える理由がほしいんだよね。きっかけなんてどんな小さなことでもよくて、でも何かを起点に悩んでたことがどうでもよくなってたな、ってことは振り返れば程度の差はあれど確かにある。だからとりあえずその先生の美談にあやかることにした。

葛西臨海公園についてから頭が全く働かなくて、とにかく眠かった。頭に靄がかかった感じというかまるで現実感がなかった。海辺でぼんやりしてると寝そうになった。

でも昼寝をしにわざわざ海まで来た訳じゃないから、とりあえず公園の売店で2杯生ビールを飲んだ。でお腹が空いたから公園のレストランでタコライスを食べた。タコライス食べてる最中もなんだかずっと昨日のことを考えていて、ダメだな、このまま観覧車乗ってもこの気持ちが晴れる訳ないなって思って、そうだ舞浜行こうってなった。ぼんやり夢うつつな状態だからいっそ夢の国に行けば帰る時には目が覚めるんじゃないかと思った訳である。ショック療法。

その時点で時刻は13時過ぎ。ディズニーシーのチケットを購入して14時前には入園した。ワンアルコールワンアトラクション制を採用することにして、ひとまずビールを探しにうろついた。アルコール探すためにパーク内を歩いたことはなかったからちょっと探すのに時間かかったけど無事発見して本日3杯目のビールを口にする。

そしてアプリで待ち時間を調べたりして、その時いる場所に1番近いタワー・オブ・テラーに乗ることにした。ビール飲みながらなら30分の待ち時間なんてあっという間だぜって思いながら意気揚々と待列に並ぼうとした時、入り口のキャストさんに「申し訳ありません、アルコールは飲み切ってからお並びいただきますようにお願いします〜」とアルコール・カットを受けてしまった。なるほど、確かにアル中が待列にいると周りのゲストの気分を害する。おとなしく目の前のベンチでビールを飲み干し、無事に乗車することができた。

タワー・オブ・テラーの上下運動はやはり激しく、飲みながら待列に並ばなくてよかったとキャストさんに心底感謝した。乗車直前まで飲んでいたら悪酔いして最悪吐いていた。落下中に吐いたらその吐瀉物の行方はどうなるんだろう?

で、パーク内を左回りに歩きながらニモの乗り物があるエリアでビールと寿司ロールを嗜む。正直この時点であまり気分が高まっておらず次どうしようかな、帰ろうかなとか考え始めていた。自分のこのすぐに「帰ろうかな」と考えてしまう癖はこのブラック企業に勤務してから身についたものだ。

で、なんかショーやってないかなって調べて、ビッグバンドビートってやつにエントリーをしたら当選したのでそれをみることにした。16:25開演の15:55開場で、開場時間ピッタリにシアターへ行き座って仮眠した。

にぎやかな音が響いて目が覚め、ショーが始まってミッキーやダンサーが踊り出した時、何故かわからないけど涙が出てきた。別に何かに感動した訳ではない、でも涙が出てくる。あ、ほんとにしんどいんだな、疲れてるんだなって自覚した。で、ショーが終わって座って落ち着いてられるのやっぱいいなって思ってシンドバッドとマジックランプシアターへ立て続けにライドした。

休憩系ライドに乗ってだいぶ体力が回復してきたので、今度インディージョーンズの隣にあるチキンとか食べれるレストラン行ってカクテルとナゲットを食べて、待ち時間調べたらインディージョーンズが5分待ちだったから乗った。アルコール飲んだ直後にはまぁまぁキツかったけど、降りたらホットワインが飲みたくなって、パーク内走ってる電車乗ってタワー・オブ・テラーのあたりのレストラン行った。

ホットワインは持ち出しできるタイプのやつだから、せっかくだし夜景見ながら飲もうと思ってあの真ん中の湖のほとりの人気のない場所に腰を下ろした。自覚なかったけどこうやって寒空の下あちこち移動できる時点でそこそこ元気になってるよね。

そしてワイン飲み干したので近場にあった海底二万マイルに乗った。入り口で10分って言ってたのに待つことなく乗り場まで直行できて、後ろに並んでたJKが「10分って歩くのに10分かかるってこと?」って割と真剣に話してて微笑ましかった。

降りて20時前で、最後にもう一つ何か、と思って待ち時間調べてた。本当はソアリンに乗ったことなかったから乗りたくて、入園した時にはスタンバイパス終わってたから諦めてたけどこの時間になったら普通に並べないかなって淡い期待を抱いてたけどまだスタンバイパスのみだった。

じゃあレイジングスピリッツ乗るかって思って並んだら自分の後ろにヤンチャなタイプの男の子3人組が並んで誰が1人になるかジャンケンしようぜギャハハとか騒いでて、まぁそれは俺も友達と来たらテンションあがるしそうなるだろうからいいんだけど、自分1人で後ろ3人だとワンチャン彼らの1人と相席の可能性があるなって思って、ディズニーのキャストってたまーにそういう細かい気配りない人いるじゃん?だからそれが嫌でたまらなくて速攻列抜けた。

そしたら花火が上がり始めたからそれ見ながら歩いて、ソアリンやっぱり乗れないかなぁって調べたらやっぱりスタンバイパスのみってなっててじゃあ入り口だけでも見て帰ろうかな、って思った。

トイストーリーマニアは普通に並べるようになってたんだけど、1人でトイストーリーマニアはさすがに今の精神状態で楽しめる自信がなかった。退職翌日にトイストーリーマニアで1人ではしゃげるほどのメンタルがほしいし、そもそもそのメンタルを持ち合わせていたら退職なんてしないんだろうな。

ソアリンの前のベンチに腰掛けて、やっぱりソアリンへの思いが捨てきれなくて色々調べてたらスタンバイパス拾いなる手段が存在する事を知った。他の人がキャンセルしたやつが稀に現れるらしい。それでアプリのスタンバイパス更新したらたまたまソアリンのが取得できるようになってた。こんな奇跡ある?完全に神様からのプレゼント。

もちろん速攻でとった。10分後に乗れるやつだったからトイレして気合い入れて並んだ。15分待ちくらいで乗れた。

ソアリンはよかった。匂いのリアルさにはびびったな。ソアリン乗れた満足もあって若干の吐き気は催しつつ帰路についた。

色んな悩みがなくなって心が晴れたかというと全然そんなことはないけれど、朝とは心持ちが違うことは確かだった。頭に靄がかかったようなぼんやりとした状態から目が覚めて、また現実を直視しなければならないことに気が付いている。夢の国行けば帰る時には目が覚めるんじゃないか作戦は成功ということだ。そして今日飲んだ酒は6杯。乗ったアトラクションは6つ。1アルコール1アトラクションも見事に達成できた。

ぶっちゃけ、ディズニーは1人でも思う存分楽しめるかって聞かれると微妙なところではあるけど、1人でもそれなりに楽しい。たぶんお酒の力がとても大きい。周りの目が気になるとかは全くない。みんなそれぞれの人生を楽しんでいる。そしてそんな楽しんでいる人の中にいると、なんか辛い気持ちが相殺されて有耶無耶になっていった気がしました。1人ディズニー、おすすめです。

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